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日本のバンドの品質は年々上がっている
音楽が90年代で止まっているやつがよく言う「日本のバンドはだいたい洋楽のパクリ説」
あれが年々無くなってきている気がする。
海外ってサビとかって概念がまず無いし、歌詞表現が評価されているアーティストなんて出てこないから聴いてないんだろ。
この前、めちゃくちゃお洒落な音楽の歌詞の和訳みたら「浮気した彼氏を4回くらいぶった」て知った時、
俺には英語の壁はまだまだ高いなと思ったよ
日本産の商品は自国の日本人ですら鼻高々に誇る。ちょっと違和感感じるけど。
でも、世界から見たら間違いない。ソニーのイヤホン、壊れないんだよ。マジで。
全部のイヤホンになんか漆でも塗っているのかね?
で、何が言いたいかというと日本のバンドも年々表現力・演奏力が上がってきている気がしてならない。
その中でも、和製ロックが虎視眈々と次の座を奪おうと睨んでいるんだ。
今日は2019年 、急に跳ねる可能性を含むバンド「卯ノ花クダシ」を紹介したいと思います。
この音楽でお前は道連れにされる

2016年活動開始。東京都下北沢発、和製歌謡ロックバンド。
演奏陣の破壊的なパフォーマンス、水素(唄)の圧巻の美声、それらに彩られた楽曲は唯一無二の世界
いいじゃないですか
この日の丸を背負っている感じ、これが忍者だって紹介しても良いよね。
でも本当に音楽を始め、生で見た方が良い。このバンドは、俺は2年前にライブを観たときから忘れられないんだよ。
曲名:あざみと道連れ
恐らく彼らのことを語る上で今後必須になってくるであろうこの曲。
メロディアスで、いかにも疾走感がある曲
それと比べても、この緻密な音楽、「和製」という言葉が似合う。
楽器、歌、構成のどれもが細かいし、一曲の中にいくつもギミックがある。
俺はこういうのが和製ロックだと思うんだよね。
マイナー調で歌謡曲の雰囲気が合って、針の穴を通すくらい緻密に作り上げた音楽
和太鼓とか大太鼓をマッチョの男が叩けば、和製になると思うなよ。
なんと言っても、ギターの音、何これ。
どういう作り方したらこんな音になるねん。
このリフと間奏を作ったまついみつまる(Gt)は本当にギターヒーローになると思う。
それに合わせられるヤハ・タクヤ(Ba)とイエガー・トモアキ(Dr)も相性ばっちり。
この展開の多さを飽きることなく、作り出せているのもリズム隊のおかげ。
隙が一切無い、刀のような鋭い世界観
この一曲でおわかりいただいたかなと思うんだけど、とにかく楽曲のクオリティが高い。
演奏力を最大限に高めつつ、歌謡曲の持つムーディーさを崩さない。
それを作り出すのが水素(Vo)の世界観である
乾く あの日見た焦燥の
意味は脳裏に染まる
故に絡み出した関係は
終末へと
本当に現代人が書いたんかこれ。
歌詞にまで隙がない。マシュマロがあるこの世界とは真逆にいたんじゃないかってくらい修羅。
スイーツバイキングのお店に連れて行ってあげてほしい。
ああ、ごめん、言っとけばよかった!
これ、聞き出したら最後、頭の中で「ゆえに〜〜〜〜」って言葉が離れられなくなるんだった!
いっけね!
故にこれが卯ノ花クダシの持つ「奥義・キャッチーナメロディー」!!!!
最初、「故にって、侍かよ」って思っただろう。
でもお前、明日、職場で「故に」とか普通に使って社内の流行語大賞狙える人材になれてるぞ。
どんな小説読んできたんだろう、鬼平犯科帳を寝る前に読んでもらったのかな。
俺の知っている女性ボーカリストの中でもなんか異質だよ。水素。
ライブで観なきゃ損する
俺は密かに2020年、東京オリンピックの開会式で平然と卯ノ花クダシには演奏してもらいたい。
アイドルやら何やらの権力というお代官様を切って欲しい。
それくらい、可能性があると思うよ。
このバンドの最大の魅力はライブハウスでだけに取っておくのは勿体無いと思っている。
2年前になるけど、俺がライブハウスで観た卯ノ花クダシは、まさしくカリスマだった。
お客さんはそりゃまだ少なかったけど、とにかくまついみつまる(Gt)の動きが格好いいんだ。
曲名:出回ル噂に耳塞ぐ
言葉で形容できないけど、9mmの滝さんとか、布袋寅泰とかのギターの弾き方って特徴的でしょ?
あれに並ぶくらい異質。
ライブハウスで誰もあんな動きしていなかった。
この曲のMVで少し垣間見れるかなと思う。
バンドやっている奴は「これだ!」ってカリスマ見つけたら、とにかく会いにいっとけ。
人のギター弾く姿みて興奮したの、初めてだったな。
これからの卯ノ花クダシは・・・
リアルなところ深夜アニメのOP曲とかはすぐ奪えそう。
あと残響レコードとか好きなんじゃ無いかな?
でも、そんな事務所とか入らなくていいよ。個人事務所立ち上げて、さっさと売れちまえ。
僕らを取り巻くバンドの世界は徐々に人口が少なくなっていっている。
その中でこれだけ異質な雰囲気を出す卯ノ花クダシには、
新たなバンドのヒーローとなるのを期待したい。
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