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おい、どうする俺たち
世は完全にテレビやラジオより、SNSが情報の主流になってきた。
朝のニュースは「今Twitterでバズっている○○特集!」「ローラがインスタに上げたら即完売!噂の○○!!」とか
よくよく考えたら、「すでに流行っているもの」を「紹介する」のがテレビになった。
つまり、テレビは最新のトレンドではないのだ。
先日、僕が書いた記事がありがたいことに「面白い!」という感想をいただいて、あれからプロモーションについて考えたりもした。
まあ、いっぱいあってわけわからんよね。
今まで以上にバンドマンは売れたいと考えている。ライバルと差をつけたいとも思っている。
だが、資金もなければツテもない。事務所もついてないので当然だ。
おい、どうする俺たち
これは売れているアーティストに倣って今からできる、「CD販売のためのプロモーション活動」について、話をしてみようと思う。
ひとまず、タップしてもらえたら勝ち!
いいですか、あなたの音楽が聴かれるかは、誰かの親指にかかっている。と言っても過言じゃない。
今やインターネットはスマートフォンで見るのが「普通」のこと。
パソコンでネットサーフィンをしている奴なんて、仕事をサボっているような死んだ目をした人間くらいだ!くらいに思っておこう。
そんなモバイルファーストの時代。
でも一時期の音楽業界やばいんじゃ…っていう時より
昔より「簡単に音楽を聴いてもらえる時代」になったんじゃないかな?!
つまり大事なのは、親指のタップ。
そのあとは楽曲がハマるかどうか。
①sumikaーファンが価格を決める?
CDの価値って、実際のところバンドの適正価格っていくらなんだろう?
「いや…俺らのCDって3000円で売れるの?」
「100円は安すぎじゃない?」
「周りは500円だし、俺らもそれでいいか」みたいなヌルいこと言わないでくれよ。
売れてないアーティストを真似るのは本当にどうかしている。
そんな、自分で自分の価値が見えてないアーティストはCDを「購入者に委ねる」のはどうだろう?
これをどかーんと売れる前から実践しているのが、僕の大好物「sumika」だ

僕がバンド組んでいた頃、実はsumikaと対バンしたことがある。
その時に発売したのが「Dress Farm#1」と「Dress Farm#2」だ。
そこで彼らがやっていたこと「価格自由設定販売」だ
購入者に「あなたがこの音楽の価値を決めてください」と提案する。Radioheadが「IN RAINBOW」がやって話題となった手法。
これって実は怖いことだよね。極論言えば全員「無料」で配ることもできるのだ。(送料別)
でも、誰かにとっては「君のCDは10万円の価値がある!」があると思ってくれるかもしれない。
アーティストがファンに「僕らの価値、あなたにとってどれくらいですか?」って聞ける方法なんじゃないかな。
当然、CDを一枚出すってかなりバイトしてお金貯めなきゃいけないから、黒字にしたいって気持ちはわかる。
「俺らのCDには5000円の価値がある!」
って思うのもこれも間違いじゃない。
でも、確実にファンはバンドのことを本気で考える時間が増えるし、その先にCDを手にしてくれた人は少なからず「愛」がある。
そして、買った人の満足度が減ることはない。
自分の価値観で決めた、損な買い物じゃないんだから。
②MAGIC OF LiFEー思いは直接渡せ!
僕は冒頭で「世はSNS時代」って言ったけど、
「SNS×アナログ」という一見矛盾している組み合わせに、プロモーションとしての可能性はまだまだあるんじゃないかな?
これはMAGIC OF LiFEのGt、拓実さんが2018年10月10日発売した「FOR YOU」を
仲良くしている&お世話になっているバンドマンに直接CDを手渡しするプロモーション

これはTwitter上で行っていた企画なんだけど、
めちゃくちゃ効果あると思わない?
手渡しの方が思いを伝えれるという事で勝手に始めた企画
21人目はKEYTALKの義勝!久々に会えたー!久々に対バンしたいなー!顔半分マン笑朝焼けとからっぽMVhttps://t.co/andVmhwXd2#magicoflife #KEYTALK#勝手に渡しにいきます#FORYOU手渡し企画 pic.twitter.com/ORmgmIjnuM
— 拓実 MAGIC OF LiFE (@magictakumi1008) October 22, 2018
KEYTALKの義勝さんだったり、UVERworldのTAKUYA∞さん、UNISON SQUARE GARDENの斎藤さんなど、名だたる著名人に直接渡しに行く。
僕はこれを「なんか意地汚い」「媚びてる」とか言う奴はファンにはならないし、
大体好きなアーティストが解散した報告をすると「バンドは永遠じゃないんだな…最後だし行っとくか」とか言い出す奴だから気にすんな。
バンドはバンドを応援してくれる人を大切にすればいいんだ。
バンドのCD1枚製作するって言うのは
本当に引くぐらいお金が飛んで行く。もうそれが売れないなんて悔しくて悔しくてたまらない。
だから今は一枚でも多くの人に届けるためのプロモーションとしては、1番人間味溢れるプロモーションだと思います。
これをやったら普段よりもこのアーティストの音楽は聴いてみよう。って思うし
今まで知らなかった人が一度は聴きにくるはず。
それの繰り返しなんじゃないかな。音楽で食っていくのって。
でも、「有名なバンドじゃないと効果なさそう」って思わない?
そんな時はネット注文で購入してくれたファンに直接渡しに行ったらどうかな
普通に郵送して購入した人のツイートが
「○○の新譜届いた!嬉しみ〜〜〜😆」とかよりも「○○注文したら…直接○さんが届けてくれた…ヤバみ…」とかなりそうじゃない?
それくらい心がこもっているツイートだとその子の友達とかも見ちゃうよね。
③まずは聴く・観ることを貫いたReVision of Sence
このバンドほどバンドの売り方を知っているバンドはいない。

関西の音楽シーンは本当にバンドをしっかり「商い」として捉えている。
ボーカルの河合くんも「売れなきゃクソ」と言っているくらいもうとにかく売れたい。
twitterって内容の良し悪しよりも、リツイートが正義なんですよ。
リツイートされるには、どうするかって太古の昔から決まっている「共感」なんです。
そんなリビジョンの「共感」って何か。
曲名:ヨノナカカオ
これなんですよ。
ブスは救われないっていう、もうあるある。
正直、もうリビジョンのやる全部のプロモーションが掴みたいターゲット層のニーズを捉えているんですよ。
- 音源を作ったらすぐにダウンロードできるようにして、無料配布。
- Twitterでライブでのノリ方講座
- 無料ワンマンツアー
- 友達を一人連れて行ったら無料にする洗脳会
金のない学生は助かるだろこれ。
高校生・大学生の拡散力と熱狂度って半端ないよね。
全校生徒がフォロワーなの?ってくらい「おはよう」に「いいね!」する奴いたりするからビビる
この客層は熱しやすく冷めやすく、しかも回転が速い。
しかも常に池の中の鯉のように動き回っているから掴みにくい。
でも一度ハマれば回転するんだよね。
早い!安い!美味い!みたいなもの。
リビジョンは認知を広めることに力を入れすぎている。
でもZeppワンマンツアーや恵比寿リキッドルームでのワンマンなど、確実に階段を上がっているのも事実
こういう形で成功しているバンドって史上初めてだと思う。
SNSも出てまだ間もないからね。仕方ない。
それにしてもこれだけの企画を打てるってことは、まだやれることはあるんだろうな。
「俺、リビジョンとバンドの客層違うしなあ」と思っているバンドでも、どこかで転換できるかも知れないから注目しておいて損はないと思う。
まとめ
- 自分のCDを少しでも多くの人に聴いてもらいたい。大切にしてもらいたい人には「価格自由設定のCD」
- 少しでもSNS上で聴いてもらう可能性を広げる「CDの手渡し」
- とことん認知を広げるには「リビジョン的プロモーション」
二番煎じでもなんでもいいんだけど、ひとつしっかり気にして欲しいのは「ブレないターゲット層」
ここがブレブレだと、ある意味やると逆効果になる。
でも、バンドマンってそもそもリスク承知で人生賭けているんだから、
僕は安パイなんて選んでいる場合じゃないと思うよ。
それではまた次回!
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