バンドにとって、幾多の虚しさを経験するのは必然だ。
客の少ない会場でやる虚しさ。せっかくのお客さんに自分を好いてもらえないとわかる 眼力。
あれはやばい。本当に「え、なにどうしたの?なにか俺した?」って彼女だったら聞いてしまいたくなる顔つき。
ただ、そんなことはあれど、バンドが楽しいのは事実だし、本気であればあるほど深みにはまっていく。
一度仲間と音楽を鳴らす楽しみをしったら、中々抜け出すことはできないだろう。
今日紹介するのは、そんなバンドの楽しさを肌で感じられるアーティスト「The Whoops」を紹介したい。
The Whoopsは誰もが愛おしくてたまらなくなる
まずはThe Whoopsについて、紹介しよう。

埼玉県北浦和発、3ピースロックバンド。 メンバーチェンジを経て2013年9月に現メンバーになる。 淡い気持ち、景色など、10代から20代にかけて 変わってしまうことを歌っています。 ドキドキするバンドになりたい。
どう?もうすでに愛おしくない?
このアーティスト写真って奇跡だったのかな・・・いや奇跡だと思おう。
外人カップル目線はこちらに向いているし、彼女はすごいウインク綺麗だ。あと眉毛がすごい角度。
彼氏なんて、眉毛と目の幅が細い!
でも、勘違いしないで、後ろの3人がフープスだよ!
でも、僕はこの写真大好きだ。かっこつけてないし、なによりベース・コーラスの森雅美が腕っ節を見せてくれている。
なんか黄金比に見えてくる。
彼らを好きになる要素は人柄だけでは無い。
ボーカル・ギターの宮田翔平の作る楽曲にも賞賛を送りたい。
曲名:東京メトロ/The Whoops
なんかこのメロディを聴いたとき、泣きそうになったんだよな。一回巻き戻したもん。
難しい技術も難しい言葉もなく、かといって何か押しつけてくるようなプレッシャーもない。水のように入ってくる。ミネラルウォーターみたいなロック。
生活の一部を切り取って歌にするのが上手いんだろうな。なんとなく思うけど、宮田君は友達多そう。なんか教室に新しいゲームとか持ってきて、みんなにやらせて、いざ自分がやる番になったら先生に取り上げられてそう。
そしてなんと言っても、ここの曲のコーラスが良すぎる。なんだこれ、声帯同士が結婚しているのか?相性良すぎるだろ。
メンバー三人とも良い人そうだよね。ファンがThe Whoopsのことを好きになるのが理屈じゃないところがわかる。
また、僕がフープスを聴いて嬉しいところは一貫して、The WhoopsはThe Whoopsの音楽なんだよね。
曲名:湘南新宿ラインのテーマ:The Whoops
この青春さって何か絶対忘れてしまう感情じゃん?でも、何でかThe Whoopsを聴いている時の俺って、制服着ているんだよね。は?
そして、「おさげの女の子」を思い出すの。うちの学校、偏差値低かったからおさげなんていなかったのに。は?
この青春さを感じられるまま売れて欲しいと思う。めざましTVとか観て出た時に「ヤバいTシャツ屋さん」みたいになってたら、「翔平も大人になったのね」って俺の心の中にいる制服着ている俺が着替えを始めそう。
でも、彼らの魅力はその音楽性だけではない。人間性にもあるのだ。
The WhoopsはThe Whoopsの魅力を分かっていると思う。
The WhoopsのTwitterは書籍化できる
正直、バンドにとって、この話は耳にタコ、膝にフジツボができるくらいファンの間では伝説になっている。
当時バンドをやっていた僕のところにもリツイートのリツイートで回ってきたくらいだ。
The Whoopsの伝説:モリナンデス事件
2015年11月にベーシスト森のTwitterがメンヘラと化していたところから始まる。
2016年1月に元彼の浮気現場を収えた動画を公開。散乱した部屋や脱ぎ散らかした服など生々しい現場を次々に投稿した。
その後、浮気していた女性とのやりとりや元彼との三者面談、その他奇跡的な出来事などが一気に押し寄せた事件。
曲名:衛星/The Whoops
悲しいくらいに曲がいいし、相変わらずコーラスセンスが抜群である。
※これを読んだ人はぜひ、The Whoopsの曲を必ず聴いてね。
春を待ってぼくは
いつかはこの匂いや 忘れてしまうこと
忘れてしまうことばかりだよ
君の顔や 名前や仕草や あたたかさや
とても忘れられる話ではないね。
でも、本当にここの話は良い。忘れてしまうことってリフレインして、絶対忘れないようにしている宮田君が目に浮かぶよね。
ボーカル:宮田翔平の場合
https://twitter.com/miyata_whoops/status/1075408605891817473
つい最近観たんだけど、なんかもう圧倒的ワードセンスが強い。
言葉を巧みに使いすぎる。頂戴そのセンス。
ドラム:須永宏紀の場合
https://twitter.com/snghrk/status/1048963870872809472
なんでだろう。こういうの面白いって思う歳になったのかな。
角川文庫でうまいことエッセイ化してくれないかな?
人間味と甘酸っぱさが混ざったバンド
タイトルにもある通り、彼らは彼らの実生活を切り取った音楽がたくさんの人に届く。それはある種芸術家としても、音楽というビジネスとしても大変な事だと思う。
生活ってバレたくないし、そもそも、そんなにドラマチックなことなんか起きないしね。
だけど彼らには降ってくる。ドラマが。
いや、なんでもないことをドラマにするのが上手い。彼らが脚本を書いたら、きっとジャンプのギャグ漫画とか全部、実写化してくれそう。
おぼっちゃまんくんとか。
何の話だっけ。
とにかく、 The Whoopsほどに実生活がバンドやっているバンドもいないし、それをファンに提供してくれてるバンドもいない。
彼らは人間がイカれているけど、惹きつける。なんか仲良いところかとか、ズッコケ三人組思い出さない?
こういうバンドはライブで観たときに、ギャップにやられちゃうんだろうな。実際に俺がそうだった。
それぞれ3人の人間として魅力のある、The Whoops 進めフープス。負けるなフープス。
宮田君結婚おめでとうございます!!
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